
【クリトリス】の用語解説
女性器の上部に存在する突起状の器官
「陰核」や「陰梃」とも呼ばれている。
発生学的には男性の陰茎に相当する部位だが、細かい造形は酷似しているものの排泄器官としての機能は持っておらず、完全に同一の器官ではない。
しかし男性器と同様に充血することで勃起する性質があり、性的な興奮や外部の刺激によって勃起すると固く大きくなる。
大きさの個人差が大きく、小さいと包皮によって隠れてクリトリスがあるかどうかも分からないほどだが、大きい場合は幼児の陰茎と同等の大きさになる場合もある。
性感帯としても有名で、膣内の性感帯と違い性感帯開発の経験がなくとも快感を得やすいのが特徴。
かなり敏感な部位であり、刺激に不慣れな場合はクリトリスへ直接刺激を与えるよりも、包皮の上から刺激を与えたほうが負担は少なく済む。
クリトリスを刺激することに特化したアダルトグッズも多数販売されており、中でも吸引機能付きバイブの人気は高い。
そもそもクリトリスが何故存在するのかという研究においても「性的興奮を高めることに特化した器官」と考えられているため、性感帯として活用するのは理に適っていると言えるだろう。
男性の陰茎と同様に包茎の概念があり、包皮にずっと隠れていると恥垢が溜まりやすいのも同様。
清潔に保ちたい場合、しっかりと定期的に包皮を剥いて洗うことが推奨される。