
【後背位/バック】の用語解説
女性や受け役が四つん這いになった姿勢をとり、男性が後ろから挿入する性交体位
英語で「Doggy Style(犬の体位)」と呼ばれている通り、犬の交尾に似た体勢をとる体位である。
人間の「正常位」は向かい合った姿勢で行われるが、人間以外の哺乳類ではこの「後背位」こそがスタンダードである例が多く、「人間もこちらを正常位と呼ぶべきでは?」と主張する人も少なからず居る。
変形として両者が立った姿勢で行う「立ちバック」や、女性がうつ伏せで寝そべり男性がぴったりと上に重なる形で行われる「寝バック」などが存在する。
女性器の位置には「上付き」「下付き」と呼ばれる個人差があるが、後背位は下付きの女性にとって快適な体位であると言われており、男性器が深く挿入できるためポルチオなど奥まった性感帯を刺激しやすい。
「犬の体位」という別名を持つだけあって「犯している」感が強いとしてサディスティックな性癖の男性に好まれる一方、お互いの顔が見えないことから安心感に欠けるとして女性から不評な場合も少なくない。
正常位と1、2を争う一般的な体位として知られているが、正常位に比べるとややアブノーマルな嗜好と相性が良い体位である。