
【猿轡】の用語解説
声を出せないように口を塞ぐ道具
タオルなどを結んでコブを作ったあと、そのコブを口に突っ込み頭の後ろでタオルを結ぶことで固定した状態を、一般的に「猿轡を噛ませた」と表現する。
轡とは馬の口に噛ませて手綱を着けるための装具であり、布で口を塞がれた様子を「轡をつけた猿」にたとえて「猿轡」と呼んだのが語源とされている。
アダルト分野においてはSMプレイの一環として、ボールギャグ(玉猿轡)と呼ばれる拘束具を使用することが多い。
ボールギャグは穴の空いた球体がベルトで固定された器具であり、球体を口に入れてベルトを頭の後ろで固定することで、言葉を発せられなくしながら唾液を垂れ流しにできる。
中にはボールギャグの球体部分がディルドになっていて、装着すると擬似的なイラマチオ状態になるものも存在する。
発話を封じることからSMプレイの中でも支配感の強いプレイだが、発話を封じるということは拒絶の意思を伝えることが出来ないことでもあるため、本気の拒絶を態度で察することが出来る信頼関係が築けていないうちに手を出すのは危険なプレイとも言えるだろう。