
【催眠術】の用語解説
一時的に他者の脳を人為的な麻痺状態にして暗示をかける技術
フィクション作品に登場する誇張されたイメージからファンタジー的な超能力のように解釈されることもあるが、実際は科学に基づくれっきとした技術である。
心理学の分野では、トラウマの治療などを目的として、本人も自覚していない潜在記憶を引き出すための手段として利用されることがある。
こういった現実の催眠術には術者と対象者の信頼関係が不可欠であり、「催眠術をかけるという予告」を行って対象者がそれに応じるといったプロセスが重要になってくる。
これらを利用して最近増えているのが「催眠ASMR」と呼ばれるような音声作品であり、効果音や声によって催眠をかける音声を「催眠にかかりたい人」が聞くことで、現実離れした快感を味わうことが出来るとされている。
また、アダルト系フィクションのジャンルとしても「催眠」が存在する。
こちらは現実の催眠術と比較してかなり強い強制力を持つ洗脳のような演出をされることが多く、「催眠アプリ」と呼ばれる画面を見せるだけで相手を洗脳できる便利なアイテムが登場するなど、登場人物が言いなりになる理由付けとして用いられることが多い。
その性質上凌辱モノやNTRモノと相性が良いため、人によって好き嫌いが分かれやすい。
しかし中には催眠を純愛の後押しとして使う作品もあったりと、作中の使い手次第で善悪が分かれる要素でもある。