
【近親相姦】の用語解説
近親者と行う性行為
古今東西多くの文化圏で禁忌として扱われてきた行為であり、実際に法律で禁止している国も存在する。
現代日本においては近親相姦そのものを禁止する法律はないものの、三親等以内の親族と結婚する近親婚は制限されている。
歴史上には近親相姦によって「血を濃くする」ことを目指した一族なども存在しているが、近親相姦で代を重ねると生まれる子どもに悪影響が出やすくなることもあり、文化的なタブー視を一旦無視するとしても近親相姦による子作りは推奨されない。
フィクション作品においては「禁忌である」という背景それ自体がインモラルな魅力を持つためか、成人向け作品に限らず様々な創作物で登場しやすい設定である。
実の兄妹が両親や友人たちの目を盗んで恋愛感情を向け合う作品や、息子の性処理を母親が引き受ける作品など、「兄弟関係」「親子関係」の作品が多いものの、近親婚の法律をもとにすると「おじおばと甥姪」のような関係も近親相姦の範疇に入る。
なお、現実においては近親相姦を行った片方が未成年の場合、もう一方の成人は両者が合意のもとで近親相姦に及んだ場合でも監護者性行等罪などに該当する。