
【月経】の用語解説
約1ヶ月周期で発生する子宮内膜の剥離と脱落に伴う出血
「生理」や「女の子の日」とも呼ばれる。
剥離した子宮内膜を体外に排出するために子宮が収縮し、それに伴って生理痛と呼ばれる痛みを発することから、女性の悩みのタネになることが多い。
月経が起きる期間や生理痛の重さは個人差が激しく、軽い痛みが3日程度で収まる者も居れば、まともに動けないような痛みが1週間近く続く者も居る。
特に生理痛による負担が大きすぎる場合は治療が有効な場合もあるため、産婦人科などへの相談が推奨される。
第二次性徴期に初めて起きる月経を「初経」と呼び、非妊娠状態で月経が1年以上発生しなかった場合の最後に起きた月経を「閉経」と呼ぶ。
月経それ自体は28日周期で1週間弱発生するが、その前後では月経に伴ってホルモンバランスの変化が起きるため、実際には1ヶ月の大半を月経に関する影響下で過ごしていると言っても過言ではない。
月経中の性行為はタブー視させることが多く、特にセックスを生殖のための行為と捉える宗教圏では「月経期間の性行為は生殖行為ではない」とされていた。
しかし医学的に見れば月経期間中であっても出血への対処が可能であれば問題ないとされており、また、月経中であっても妊娠の可能性はあるとされている。
もしも月経中のセックスを行おうと考えている人が居れば、血液を介した感染症を予防するためにも、コンドームの着用を推奨する。