動物のオスが生殖のために分泌する体液

-解説-

アダルトコンテンツとは切っても切り離せない存在の1つ。
本来は膣内射精によって子宮内に精子を送り込み、卵子に受精させることで子どもを作る役割を持つ。
しかし、快楽目的の性行為においては妊娠の可能性をなるべく排除することが求められるため、コンドームで遮断したり低用量ピルで妊娠を防いだりと、精液が本来の役割を果たすことはほとんど求められない。
1回の射精でおよそ2ml程度出るのが標準的だが、個人差や健康状態によって精液の量は目に見えて増減する。

別名として「ザーメン」や「スペルマ」とも呼ばれ、隠語としては「白濁液」「ミルク」「カルピス」「ケフィア」などと呼ばれることもある。
男性のオーガズムは射精という形で分かりやすくゴールが示されているため、性行為における一区切りとして基準にされやすい。
「ごっくん」や「ぶっかけ」などの形で精液が「相手を汚す／征服する」意図で用いられることもあり、特にSMプレイの一環として利用されることが多い。
一方、性器から排出される精液を「排泄物」と捉え嫌悪する人も少なくないため、プレイとして相手にかけたり飲ませたりする場合はあらかじめ了承を得るべきだろう。