セックスにおける両者の体勢を表す言葉

-解説-

人間以外の動物が交尾を行う際、その姿勢には基本的にバリエーションがなく、一定の体勢で行われている。
しかし、人間に限っては性交時の姿勢がバリエーションに富んでおり、その様々な体位を「性交体位」として分類しているのである。
特にポピュラーな体位は正常位、後背位、騎乗位で、その他の体位はこれら基本体位の派生であるという見方も出来るだろう。
なお、人間以外の動物では後背位の体勢で交尾をする動物が多く見られる。

性交体位の中には安定性の高いものや快感を得やすいものなど様々な体位があり、視覚的に興奮を煽る反面それほど快感は得やすくない体位なども存在する。
性交体位として知名度が高い「性交体位四十八手」には固有の名前が与えられた体位が多数存在しているが、実用的な体位からそうでない体位までその内訳は幅広い。
実行しようとすると体の柔軟性や相手を抱え上げるための腕力を要求されるような体位も多く存在しており、「誰でも実行可能な体位」とは言い難い体位も珍しくない。
なお、正確には性交ではないオーラルセックスにおける体勢も「性交体位」と呼ぶことがあり、四十八手の1つとして知られる「雁が首」などはまさしくその一例である。

パートナーとのセックスにマンネリ感が生まれているカップルなどは、普段やらないような体位に挑戦してみるのも新たな刺激を得る良い方法になるかもしれない。