
【触手】の用語解説
無脊椎動物の口周辺に存在する紐状の突起物で、タコやイカの腕に似た特徴を持つ身体部位のこと。
アダルト分野で「触手」と言う場合、ほぼ間違いなくSFやファンタジーなどのフィクション世界観がベースに存在する。
葛飾北斎の描いた春画に「海女を犯すタコ」の絵が存在するように、古来より触手は性的な印象を連想させる存在として知られていた。
それと同時に触手は恐怖と嫌悪の対象でもあり、悍ましい怪物の身体的な特徴として触手の存在はポピュラーな「異形」の一例である。
現実世界でいわゆる「触手プレイ」のようなことが出来る都合の良い触手は実在しておらず、基本的に触手が登場するアダルトコンテンツはフィクション作品に限定されるが、アダルトグッズとして触手をモチーフに造形を再現した商品も一部には存在している。
フィクション作品における触手は多くの場合「拘束具」と「男性器」の性質を併せ持っており、ヒロインの身動きを封じた上で犯すという2役を担うことが出来る。
触手を持ったモンスターが登場するパターンや、魔法などで触手だけが召喚されるパターン、触手のような機械が登場するパターンなど登場の仕方は多彩だが、往々にして「凌辱」シチュエーションで活躍することが多い要素である。