
【睾丸】の用語解説
男性ホルモンと精子を作る男性特有の臓器、精巣
「睾丸」「精巣」「金玉」「ふぐり」などの呼び名があり、通常は直径4~5cm程度で卵型の器官が陰嚢と呼ばれる袋状の組織に左右1対ずつ収まっている。
いわば内臓の一種でありながら体外にぶら下がるような位置に存在するため外的な衝撃に弱く、睾丸を狙った「金的攻撃」は多くの格闘技においても禁止技とされるほど危険。
精子を作る機能が知られているためそれしか役割がないと誤解を受けることもあるが、実際には体内で作られる男性ホルモンの大半が睾丸で作られているため、性転換手術や刑罰、または病気や事故などで睾丸を失った場合の影響は大きい。
睾丸そのものは性感帯ではないが、睾丸を包む陰嚢に対する愛撫はフェラチオなどの延長線で行われることが多く、多くの男性にとって明確に弱点とされる部位ということもあり、ある意味では愛撫を許すことがそのまま「弱点を晒しても構わない」という信頼を意味すると解釈することも出来る。
なお、食肉としてはウシやブタ、魚類の精巣が珍味として楽しまれることも多く、中国の薬膳料理に存在する「同物同治」などの思想から「強い精子を作るためには動物の精巣を食べるべき」とする考え方もある。