
【ウェット・アンド・メッシー】の用語解説
衣服や肉体を濡らしたり汚したりすることで性的に興奮するフェティシズム
その名の通り、衣服や肉体を「濡らす(ウェット)」「汚す(メッシー)」行為全般を指すプレイジャンルとして有名だが、実態としては「何かを塗りつける」行為もウェット・アンド・メッシーに含めることが多い。
英語表記の「Wet And Messy」を略して「WAM(ワム)」とも呼ばれる。
内包する範囲が広すぎる上に愛好者がこの行為を好む理由も千差万別であるため、ウェット・アンド・メッシーの中にも細かい区分が存在しており、当然「服を着たまま水に濡れるプレイは好きだけど、裸で泥を被るプレイは嫌い」「ペンキを浴びるのは好きだけど金粉を塗るのは嫌い」というふうに、愛好者それぞれの好みも偏ることが珍しくない。
ライトなものだと「衣服が濡れて体に張り付いたり透けたりするのを見て性的な興奮を覚える」という「濡れフェチ」「透けフェチ」もウェット・アンド・メッシーに含まれる。
この場合、水やローションなど「汚す」要素は薄いものが用いられやすい。
一方、「汚す」要素が強まるにつれてハードなものになっていく傾向があり、比較的ライトな例ではバラエティ番組などでも登場する「パイ投げ」もメッシープレイの一例であると言える。
そこからハイレベルになっていくと泥や絵の具、金粉などを体に塗りたくる行為に発展していく。
プレイの内容から分かる通り、ウェット・アンド・メッシーは実行する本人だけでなく周囲も汚すリスクが高いため、一般的な住居やラブホテルで実際にできるプレイには限度がある。
熱心な愛好家はウェット・アンド・メッシーを楽しむために、汚れても平気な広い場所を確保しようと大きな倉庫や山を丸ごと買うこともあるという。