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事前準備からはじめるアナルプレイのすゝめ

ラブサプリ特集

やる人はやる、やらない人はやらない。
アナルプレイは根強い人気を持ちながら、好き嫌いがはっきりと分かれるプレイとしても知られています。
生殖器が性行為のために存在する一方、お尻の穴はあくまで排泄器官。
「汚い」というイメージから忌避感を覚える人も多く、一般的なバイブやディルドに比べると、アナルグッズを使用するハードルは高いと言わざるを得ないでしょう。

しかし避ける人が多い一方で根強い人気がある通り、アナルプレイの魅力に取り憑かれて病みつきになる人が絶えないことも事実。
この記事ではアナルプレイの基本や注意点について解説した後、アナルプレイのために作られた数々のアナルグッズを紹介していきます。

アナルプレイの基本

腸内を清潔にする

お風呂場イメージ

アナルプレイを行うにあたってまず必要な手順、それは「アナルを清潔にする」という工程です。
それは単純に肛門周辺を綺麗にするという意味ではなく、直腸内に残っている排泄物を体外へと出し、体の外も中も綺麗にすることを意味しています。
この工程を怠ると、プレイの最中に挿入した男性器やグッズに排泄物がこべりついてしまい……なんてこともありえます。
スカトロ趣味の人にとってはそれも興奮を誘う要因になりますが、汚物に忌避感がある人はまず、この段階でしっかりと洗浄を済ませて心配を減らしておきましょう。

直腸内の洗浄は、以下の2工程を踏むのが一般的です。

  1. トイレで普通に排泄する
  2. お風呂で肛門周辺をよく洗う
  3. 直腸内に残った排泄物を浣腸でさらに洗い流す

1番2番の工程は解説不要として、3番の浣腸についてはアナルプレイに慣れている人の中でもそれぞれやり方にこだわりがあり、これといった確実な正解がありません。
初心者にオススメなのは、浣腸用のシリンジとぬるま湯を用意して、お湯をアナルから直腸内へと注入→排出するという手順を2~3回ほど繰り返す方法です。
この方法であれば、アナルや直腸への負担も軽く直腸内を清潔にすることが出来ます。
このとき、ぬるま湯を勢いよく注入したり、過剰な回数繰り返したりすると、注入したお湯が直腸の奥まで入りこんで後から流れ出てくる可能性があるので注意しましょう。
ぬるま湯ではなく専用の浣腸液を使用する方法もありますが、グリセリンの作用で排便を促す浣腸液は不慣れな人だと浣腸が終わった後もお腹がゴロゴロして違和感が残ることもあるので、用量などに注意して使用することをオススメします。

なお、アナル洗浄の方法として「シャワ浣」という方法が紹介されていることも多々ありますが、この方法を使う場合にはいくつかの注意が必要です。
シャワ浣とは、お風呂のシャワーからシャワーヘッドを外してホースにノズルだけがついた状態にした後、そのノズルを肛門に当てる形でシャワーのお湯を直腸内に入れる浣腸の方法ですが、この方法はシャワーという清潔であるべき設備を汚損するとして、多くのホテルから嫌われています。
自宅のお風呂で自己責任のもと行うのであれば問題ありませんが、自分以外の管理者が居る施設で行うのは避けるべきだと言えるでしょう。

アナルをほぐす

洗浄が一通り済んだら、次はアナルをほぐす工程に移ります。
これはアナルプレイに不慣れな初心者であれば初心者であるほど必要な工程で、もしもよくほぐさずにぶっつけ本番で男性器やバイブを挿入しようとした場合、単に入らないというだけならまだマシな方。無茶な挿入によって肛門が裂けてしまう事故も起きかねないため、決して手を抜くことは出来ません。
女性の膣が最終的に赤ん坊を産み落とすための通り道として作られている部位であるのに対して、肛門はあくまで便を排出する穴。多少の伸縮性はあるとはいえ、直径4cm前後が関の山だと言われています。
そんな狭い穴を無理なく広げられるよう、アナルプレイには事前のほぐし作業が必要となるのです。

オススメのほぐし方は以下の通り。

  1. 入浴などで体を温める
  2. ローションをアナルに塗ってマッサージする
  3. 人差し指にもローションを塗ってゆっくりと挿入する
  4. 抜き差ししたり円を描くように動かしたりして穴をほぐす
  5. 4の工程を、人差し指が根本まですんなり入れられるまで繰り返す
  6. 中指を足すなどして徐々に太い挿入物に慣れさせる
  7. 最後に指やアナルをすすいで綺麗にする

この工程のうち、特に大事なのは2~6の部分ですが、これらのほぐし作業は一朝一夕で結果が出るとも限りません。最初は指2本だけでも厳しく、バイブや男性器などとても入らない……という人も珍しくないのです。
アナルプレイを実際に行う直前にもあらかじめほぐしておくことは大事ですが、アナルプレイをする予定がある人は、その何日も前からほぐす工程を日ごとに実践し、柔軟性を高めておくと良いでしょう。
もちろん、アナルプレイに慣れている人でもこの「事前ほぐし」にはメリットがあります。いくら慣れているといっても緊張状態のアナルは柔軟性を失っていますし、挿入がスムーズに慣ればそれだけ快感を邪魔するものがなくなり、気持ち良さを追求しやすくなります。
2番目の工程でアナルそのものだけでなく、会陰部を一緒にマッサージするのも筋肉の緊張をほぐすためにオススメです。

いよいよ挿入へ

洗浄とほぐしを終えたら、これでようやく挿入の準備は完了です。
オモチャを使ったアナルプレイも、男性器を使ったアナルセックスも、大まかな注意点は変わりませんが、特にアナルセックスの場合「コンドームの有無」が重要になります。
コンドームを避妊具として捉えている場合、妊娠の心配がないアナルセックスではコンドームを着ける必要がないように思えますが、性病予防の観点から言えばやはりコンドームの装着が推奨されます。
加えて、洗浄後とはいえ直腸内には大腸菌などの菌が存在しており、コンドームを装着していない男性器を挿入すると尿道から侵入することで炎症を起こす可能性もあります。
よほど「生挿入がしたい!中出しがしたい!」という強いこだわりがなければ、コンドームは装着しておきましょう。

アナルプレイのやり方に正解はありませんが、原則「無理をしない」ことが前提です。
男性器やグッズを挿入する際はローションを塗り、滑りを良くしてから挿入するようにしましょう。
女性器と違って愛液が分泌するわけではないため、ローションがあるのとないのとでは潤滑性が段違いになります。
また、このときに使うローションは「アナル向け」として売られているものがオススメです。一般的なローションと比較して粘度の高いものが多く、摩擦による負担から入念に保護してくれるのが特徴です。
不慣れなうちはいざ挿入する際も決して焦らず、ゆっくりと押し広げるように挿入しましょう。使用するグッズも細身のものを選び、負担の小さなものからステップアップしていくと良いでしょう。
肛門は入口が狭く、直腸内は空間が広がっているため、肛門を無理なく通過できる太さから慣らしていけばより大きなサイズでも受け入れられるようになるはずです。
一度奥まで挿入した後、抜き差しせずそのままにしておいて、ほかの性感帯を愛撫するのも有効です。たとえほかの性感帯への刺激でも挿入状態で快感を味わうことが出来れば、体から力が抜けてアナルでも感じやすくなることが期待できます。

自分の限度を見極めることが出来たら、そこからは体に大きな負担をかけないよう気をつけつつ、好きなように楽しんでみましょう。
アナルプレイにおける性感帯は主に2つ、男性の場合は3つ存在しており、男女共通の性感帯として「肛門」「S状結腸」、男性にのみ存在する性感帯として「前立腺」が挙げられます。
このうち肛門は挿入物の出し入れによって、S状結腸は直腸の奥へ挿入物を押し込んだり揺らしたりすることで快感を引き出すことが可能。
女性の場合はアナルと同時に膣にもバイブなどを挿入することで圧迫感が増し、男性のアナルプレイとは異なる快感を得られると言われています。

アナルプレイで気をつけるべきことは「ちょっとでもお尻が裂けたらすぐに中断する」ということ。
傷がついた状態でプレイを続行すると簡単に傷が広がってしまうため、これだけは絶対守るようにしましょう。

アナルプレイに役立つグッズ

アナルグッズの種類とは

「アナルグッズ」と一口に言っても、その中に含まれるアダルトグッズの種類は様々。
大まかに分類するとアナルグッズは「アナルで快感を得るためのグッズ」「前立腺で快感を得る男性専用のグッズ」「アナルを拡張するためのグッズ」「アナルプレイを助けるローションなど」に分けることが出来、そこからさらに細かくアナルビーズアナルバイブアナルプラグなどの種類に分かれていきます。
中には「アナルビーズみたいなアナルバイブ」や「アナルプラグとしても使えるアナルローター」のように厳密な分類が難しい商品も存在するので、ここからはそんなたくさんのアナルグッズについて、ざっくり用途や機能の違いに着目して紹介していきましょう。

アナルで快感を得るためのグッズ

まずは、アナルグッズと聞いて一番イメージしやすそうな「アナルで快感を得るためのグッズ」から。
ここには、アナルビーズやアナルバイブのようにアナルへ挿入して刺激を与えるグッズや、アナルローターのようにアナルへの愛撫に特化したグッズが分類されます。
先述した通りアナルプレイにおける主要な性感帯は「肛門」と「S状結腸」の2箇所。そのため、出し入れの際に肛門を刺激できるよう挿入部に段差が設けられたアナルスティック(ディルド)や、玉がいくつも連なったような形状のアナルビーズが多く見られます。
一方、アナルバイブのような電動機能を備えたものはS状結腸が存在する直腸の奥を刺激出来るようになっていることが多く、深く挿入した状態で振動機能を使うことでS状結腸へダイレクトに刺激を届けられます。
これらの性感帯に対する刺激は男女ともに楽しむことが出来るため、男女で体に適したグッズが分かれがちなアダルトグッズでは珍しい、真に男女共用のグッズであると言えるかもしれません。

ここに分類されるアダルトグッズは主に非電動のものと電動のものに分けることができ、初心者はまず非電動で細身のものから試してみるのが良いでしょう。
指くらいの太さから男性器並のサイズまで、様々な大きさでアナルへの挿入を想定して作られた棒状のグッズ「アナルスティック(ディルド)」や、いくつかの球体が連なったような形状で視覚的にも分かりやすく段階的な挿入を楽しむことが出来る「アナルビーズ(アナルパール)」などが該当します。
シリコン製の柔軟なものから金属製の硬いものまで素材も色々ありますが、初心者のうちは挿入に慣れるためにも負担の軽い柔らかい素材のものを使うのがオススメです。
肛門の感度は未開発でもある程度快感を得られることが多いので、アナルビーズの出し入れなどでアナルの快感に慣れてしまえば、ステップアップも容易になるでしょう。

電動エネバルーン画像

電動製品はさらに多様で、アナルスティックやアナルビーズに振動機能やスイング機能を追加したようなもののほか、バルーンのようにアナル内で膨らみ圧迫感を与えるものなどが存在しています。
女性の膣に比べて、肛門からS状結腸がある奥まではある程度の長さがあるため、S状結腸への刺激を意識したアナルバイブは女性向けバイブよりもやや長めに作られる傾向があります。
また、女性向けバイブは「Gスポット」「ポルチオ」「クリトリス」といった女性器特有の性感帯を意識した形状になりがちなため、やはりアナルへの使用では本領を発揮出来ません。
餅は餅屋、アナルにはアナルバイブ。形状から機能までアナルに特化したアナルバイブこそ、アナルプレイに最適のバイブであると言えます。
ワイルドワンから販売されている商品では『アナリスト』シリーズや『電動エネバルーン』などがここに該当します。

前立腺で快感を得る男性専用のグッズ

エネマブル画像

「アナルは男女共通の性感帯」と言いつつ、男女で明確に異なる点が前立腺の有無です。
前立腺とは膀胱の真下に位置する男性特有の器官で、直腸側から刺激を与えることで強烈な快感を味わうことが出来る性感帯として知られています。
そのため、アナルグッズの中には「前立腺責め」を謳う商品も数多く存在するのですが、もちろんこれらの商品をほかのアナルグッズと同じように使ってしまうと、女性では十分な性能を体感することは出来ません。
前立腺を刺激するアダルトグッズは女性のアナルプレイには適さないため、商品を選ぶ際には意識してみると良いでしょう。
一方、男性のアナルプレイには前立腺刺激を行えるグッズが最適です。
アナルスティックやアナルバイブの中にも前立腺刺激を視野に入れた商品はありますが、前立腺刺激をメインに据えた「前立腺マッサージ器」の存在も見逃せません。
代表的な商品の名前をとって「エネマグラ」や「アネロス」と呼ばれることが多いこれらの商品は、非電動のものと電動のものがどちらも存在しますが、共通して「前立腺を圧迫・刺激して快感を与える」ことを主軸に置いた設計になっています。
元々は前立腺の疾患を治療するための医療機器として誕生したという経緯を持つアダルトグッズなので、実は前立腺が炎症を起こした際などは病院から治療の一環としてこれが処方されることもありますが、当然アダルトグッズとして進化してきた商品はより快感を得ることに特化した形状や機能を備えています。
前立腺刺激によるオーガズムは射精を伴わない「ドライオーガズム」になることもあり、男性器を刺激した際のオーガズムとは全く異なる快感が得られることで知られているため、男性の中には「前立腺イキじゃないと満足できない」とまで言う人も居るのだとか。
ワイルドワンから販売されている商品では『エネマブル』シリーズがここに該当します。

アナルを拡張するためのグッズ

エネマローター画像

アナルグッズには、それ自体で快感を得ることが目的ではないグッズも存在します。
その代表例が、アナル開発を進めるためにアナルの拡張を目的とする「アナルプラグ」です。
一般的なアナルプラグはディルドに似た非電動のグッズで、アナルに挿入して使用するところまではアナルスティックなどのグッズと同様ですが、抜き差しやS状結腸の圧迫などで快感を得ることが目的のそれらとは違い、「挿入状態を維持することで肛門を拡張すること」が目的になっている点が特徴になっています。
肛門が拡張されて柔軟性が増せばそれだけアダルトグッズや男性器の挿入はスムーズになりますし、「快感を得るために体を作り変えている」というシチュエーションそれ自体に興奮を誘う効果があるとも考えられているようです。
ちなみに「拡張すると細い挿入物では快感が得られなくなる」という説を信じている人も多いですが、拡張それ自体が感度を悪くするということはありません。
実際には「強い刺激に慣れてしまってもっと強い刺激を求めてしまう」ことをそう錯覚しているだけで、たとえばアナルプレイ初心者がスムーズな挿入を実現するために拡張を行ったとしても、それで得られる快感が減るということは無いと言えます。
むしろ準備が不十分で痛みを感じてしまう方が快感を楽しむのを邪魔してしまうため、初心者ほどしっかりと準備をしておくのが良いでしょう。
アナルプラグは挿入したあとも簡単に抜け落ちないような形状になっているため、挿入状態を1回数十分程度維持することで体を慣らしていくのがオススメです。

また、アナルプラグとしての機能を備えた上で電動機能も搭載することで、アナルバイブやアナルローターとしての性能を併せ持つ商品も存在します。
こういった商品はアナルプラグとしてプレイ前の慣らしに使用しつつ、必要に応じてアナルプレイ本番にも使うことが出来るため、余計なグッズを増やさずに楽しみたいという人にもオススメです。
ワイルドワンから販売されている商品でも『遠隔エネマローター』などがこの分類に該当します。

アナルプレイを助けるローションなど

絶対イカせるアナルローション画像

最後は、地味ながらアナルプレイには欠かすことが出来ないローションの紹介です。
愛液の分泌がある女性器と違い、アナルは素の状態だと潤滑性が乏しいため、ローションを使わずにグッズや男性器を挿入するのが困難です。
滑りが悪い状態での無理な挿入は摩擦によって負傷にも繋がるため、無理せずローションを使うことが重要です。
その中でも「アナル向け」と銘打たれているローションを使うことが、アナルプレイを行う際には間違いのない選択となるでしょう。

では、普通のローションとアナル向けローションでは何が違うのか?
一般的なローションは体の表面に塗って使用することを想定しており、女性器の性交痛を予防するための潤滑剤は「潤滑ゼリー」として区別されています。
一方、アナルローションはいわば「アナル用の潤滑ゼリー」であり、さらに愛液の分泌がない=自然に潤滑力が増すことはないという前提を踏まえて、「粘度が高く乾きにくい、潤滑力が高く長持ちするローション」に仕上がっています。
これにより、挿入の前段階で塗布したローションがプレイ終わりまで長続きし、途中で都度都度ローションを継ぎ足さないと摩擦で痛みが出る……なんてこともなく楽しむことが出来るというわけです。
また、ローションに使う増粘剤としてよく利用される成分に「グリセリン」がありますが、この成分には腸内に入ると腸壁を刺激して排便を促してしまうという性質があります。
浣腸液であれば役に立つ性質ですが、プレイ中に使用するローションでは発揮してほしくない性質です。なので基本的に、アナル向けとして作られたローションにはグリセリンが入っていないか、入っていたとしても腸壁を刺激しないほど少量……ということがほとんどとなっています。
極論、挿入して使うグッズがなくとも指だけでアナルプレイを始められることを考えたら、アナルグッズでまず用意するべきものはアナル用ローションなのかもしれません。
ワイルドワンでも『絶対イカせるアナルローション』などがアナル用ローションとして販売されています。

まとめ

なんとなくハードルが高いと思われがちなアナルプレイですが、適切な準備さえ行えばほかの性感帯とは違う独特の快感を楽しむことが出来ます。
今回の記事では初心者が戸惑いがちな事前準備の手順も紹介したので、ぜひ参考にして実践してみてください。
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