
【オナニー】の用語解説
自分の手や器具を用いて自分自身の性感帯を刺激し性的快感を得る行為、自慰行為
現代日本では当たり前に行われている行為だが、時代と地域が変われば死罪とされるほど禁忌的な行為として扱われていたこともある。
語源は旧約聖書に登場するオナンという男だが、オナンが実際に行ったのは「死んだ兄に代わって兄嫁と子どもを作らなければいけないのにそれを拒み膣外射精で避妊を図った」という行為であるため、微妙に現代のオナニーとは一致していない。
「自慰」「手淫」「マスターベーション」「セルフプレジャー」など様々な言い換えが存在するが、いずれも世間一般では公に言及することをよく思われない傾向にある。
オナニーについて言及する際は、性的な話題に踏み込んでも問題がない相手かどうか見極める必要がある。
一般的に女性より男性の方が自慰の経験は多い傾向にあるが、男性同士であっても互いのオナニー事情を詳しく知っていることは稀だろう。
かつては宗教的、道徳的な理由のほか、医学的な理由からもオナニーを害とする説が知られていたが、近年ではむしろ「適度な自慰行為は健康に良い」との見方も存在する。
過度な刺激や頻繁すぎる自慰行為は正常な性行為に支障を出す可能性もあるが、ある程度は適度にオナニーで欲求を発散したほうが、総合的にはメリットがあると言えるだろう。