広い浴室を備えた店舗型の性風俗店のこと

-解説-

略して「ソープ」と呼ばれるほか、「特殊浴場」「個室サウナ」などの別名でも呼ばれることがある。
発祥は女性スタッフが利用客のマッサージを行う蒸し風呂とされており、中東地域の公衆浴場における垢すりサービスに近い形態だったため、かつては中東の大国であるトルコから名前を取って「トルコ風呂」と呼ばれていた。
当初は性的サービスではなくあくまでサウナとマッサージをメインにしていたが、同様のサービスを行う店舗が全国へ広がっていくに連れ、性的なサービスをメインとする方針の店舗が増加。
この過程で「性風俗店の名称として広く知られる」ことにトルコが抗議したことから、「トルコ風呂」という名称は「ソープランド」へ改称された、という経緯を持つ。

「ソープランド」という名称は和製英語であり、同様の営業形態は日本、中国、韓国に多く見られる。
本番と呼ばれる挿入行為がある点や、ソープマットとローションを使ったマットプレイがある点が他の性風俗店との大きな違いと言えるだろう。

なお、ソープランドの料金体系は入浴料とサービス料に分かれており、一般的な性風俗店とは異なっているが、これも発祥が蒸し風呂だった名残と言えるかもしれない。