みんな『ヒトナー』読んだ?


おはようございます、ワイルドワン子です。

皆さんは集英社の漫画配信サイト「ジャンプ+」で昨日(2月15日)公開された読み切り漫画『ヒトナー』を読みましたか?
……読んでない? なら早く読むべきだワン、会員登録とかしなくても無料で読めるワンよ。
この漫画のタイトルである「ヒトナー」という言葉は、以前からケモナー界隈ではある程度定着していた言葉だワンね。
え? そもそも「ケモナー」がなにか分からない?
じゃあ今日は、意外とアダルト業界とも距離が近い「ケモノ」について話していくワン。

まず「ケモノ」って、なに?

先に言っておくと「ケモノ」の定義はめちゃくちゃややこしいワン。
ものすごく大雑把に言うとケモノは「人間的な特徴を持った動物キャラ」のことで、たとえば最初に触れた『ヒトナー』やディズニー映画の『ズートピア』に登場するような動物キャラは「ケモノ」と言えるワンね。
ただ、なにがややこしいかというとその「人間的な特徴」がどのくらいの度合いか、ということだワン。
この「ケモノ」を愛好する人たちのことを指して「ケモナー」と呼ぶのですが、ケモナーたちの間では「獣」「獣人」「ケモノ」「獣耳」「人間」の区別がかなり重要で、それでいて人によってこだわりが違うという問題があるんだワンね。
たとえば、今まさにここで話しているワン子自身、「人間の姿になった犬」なので一見すると「ケモノ」の条件を満たしているように見えるワン。

でも主流な「ケモノ」の定義に当てはめると、ワン子の姿は犬耳や尻尾があるくらいでそれ以外の部分は人間そのままなので、分類としては「獣耳」になるワンね。
このくらいのケモノ度合いで「ケモノ」を名乗ると、ケモナーからは十中八九怒られると思うワン。
版権作品で言うと『ウマ娘プリティーダービー』のウマ娘や『けものフレンズ』のフレンズなんかは、この「獣耳」に分類されて「ケモノ」とは言われないワンね。
逆に全く擬人化していない「獣」そのままでも「ケモノ」とは言えないワン。ただの「獣」だワンね。
細かい定義は人によりますが、分かりやすく言えば「全身毛皮で覆われている程度には獣寄りで、二足歩行で行動する程度には人間的」なくらいがちょうど「ケモノ」と判断されるいい塩梅だと思うワン。
ちなみに一番ややこしいのは「獣人」と「ケモノ」の区別で、同一視する人も入れば「ケモノにはファンシーさが必要」として区別する人も居るワン。
……難しいワンねぇ。

ケモナーとヒトナー

ケモナーは「ケモノを愛好する人たち」のことですが、当然ながら現実に「ケモノ」は居ないので、「ケモノが登場する創作物」が愛好されるようになります。
広く捉えれば「動物モチーフのキグルミ」なんかも、ケモノ創作物の一種と言えなくもないワンね。
で、社会全体では当然ケモナーが少数派なわけですが、当然ケモナー同士のコミュニティではケモナーしか居ないので、「ケモナーかそうでないか」という区別が行われます。
このとき「人間ではなくケモノに興味を向ける」のが少数派だからわざわざ「ケモナー」という名前が必要なんだ、という話題になったかどうかは分かりませんが、逆にケモナーしか居ない場所では「ケモノではなく人間に興味を向ける」ことこそ少数派であり、そういった人を指してケモナーの対となるように「ヒトナー」と呼ぶ風潮があったのだとか。
つまりケモナー用語としての「ヒトナー」は「ケモノではなく人間を愛好する人間」を指すということだワンね。
対して現在話題沸騰中の漫画『ヒトナー』は、ヒト(人間)が実在しない神話上の生物とされており、代わりに多種多様なケモノが文明社会を築いて生活している世界が舞台となっています。
この作中世界においては、架空の生き物「ヒト」を愛好する変わり者のケモノが、現実で言うケモナーと同じように「ヒトナー」と呼ばれているというわけだワンね。
『ヒトナー』のストーリーは、そんなケモノの住む星に宇宙飛行士のヒトが降り立つところから始まるんだワン。
SF作品としてもケモノ作品としてもよく出来ているので、ぜひ興味の湧いた方には読んでほしいワンね……。
と、ここまでケモノについて話してきましたが、ケモナーの中には当然ただ愛好するだけではなく性的な目でケモノのことを見ている人たちも居るワン。
そうなると出番が来るのは、「ケモノをモチーフにしたアダルトグッズ」!
犬や馬のペニスを模したディルドなんかは、主流ではないにしろそんなに珍しい商品でもないので、きっとそれなりに需要があるんだワンね。
厳密に言えばケモナーといわゆる「獣姦」フェチは違うんですが、まあ性器部分に関しては動物もケモノも大差ない気がするので、多分問題なしだワン。
中にはケモノを模したキグルミを用意して自分自身がケモノになることで興奮を高めたり、逆にパートナーにケモノのキグルミを着せて疑似プレイをしたりするケモナーも居るそうだワンね。
やはり人間の性欲は飽くなき探究心と紙一重の場所にあるんだワン……。

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そんな感じで、今日はケモノについて話してみました。
現実に居ない存在を愛好するのは険しい道だワン……でも性癖は選ぶものではなく芽生えるもの、険しくともそこが道なんだワンねぇ……。
ケモナーの人が欲しいと思うアダルトグッズ、どんなものなのか考えてみたいワン。
動物の性器を模したディルドやオナホール……? ただの再現じゃ芸がないかワン……?
もしも「こういうのが良い!」という意見があるケモナーの方がいたら、教えてほしいワンね。
ということで、本日のブログはここまでだワン。
また次回の記事でもお会いいたしましょう。
わんわんお!