2024/02/09

おはようございます、ワイルドワン子です。

いよいよ来週はバレンタインデーですね。
現代日本では「女性から意中の男性にチョコレートを贈る日」というイメージが強いですが、チョコレートとバレンタインが絡むのは日本独特の文化だって知っていましたか？
最近では本命チョコ、義理チョコだけでなく友チョコやら逆チョコやら、最早「女性から意中の男性に」とも限らなくなっているバレンタインチョコレートの文化。
それに限らず、バレンタインデーの内容は時代や地域の違いで少なからず変化していっているんだワン。
今日はそんな「バレンタインデー」について、ワン子と一緒にお勉強してみましょう！

バレンタインデーの起源

現代におけるバレンタインデーの「原型」となるのは、古代ローマにおける「ユーノーの祝日」という説が有力だワン。
「ユーノー」とはローマ神話における女神の1柱で、ローマ神話の主神であるユピテルの妻であると同時に、その他全ての神の母であり、家庭と結婚を司る女神でもあります。
この「ユーノーの祝日」に当たる日こそ2月14日であり、現代で言うバレンタインデーと同じ日になるのですが、古代ローマではその翌日である2月15日から豊穣をい祈る祭り「ルペルカーリア祭」が行われており、2月14日から2月15日にかけてくじ引きのような形式でペアとなった男女は、祭りの間だけパートナーとして共に行動することを定められたのだそうです。
当時は若い男女が一緒に居られることは稀であり、多くの場合はこの祭りで組んだペアがそのまま結婚に進んだことから、「ユーノーの祝日」はまさしく「結婚を司る日」になっていたんだワン。

一方、時代は進んで3世紀ごろ。
当時のローマ帝国は兵士の士気を維持するために「婚姻の禁止」を定めていましたが、キリスト教の司祭であるウァレンティヌスは結婚を禁じられた兵士たちを憐れみ、内緒で結婚式を行っていました。
もちろん、その噂を知ったローマ皇帝は「結婚式を行うな」と警告を行いますが、ウァレンティヌスは断固としてこれを拒否。
最終的にローマ皇帝は、ウァレンティヌスの処刑を命じしました。
このとき処刑の日として選ばれたのが、キリスト教徒であるウァレンティヌスからすれば異教の祭りであり、結婚を司る日であった2月14日。
この逸話により、キリスト教文化圏においても2月14日は「恋人たちの結婚を支持して処刑されたウァレンティヌスの祭日」……つまりバレンタインデーとなったんだワン。

……と、いうのが比較的主流な説ですが、実際には「キリスト教が異教の祭りを廃止するために逸話を脚色して『ウァレンティヌスの祭日』というイベントを2月14日に作り、ルペルカーリア祭という風習を上書きした」という説も有力とされているので、細かい部分の真偽はよく分かっていないワンね。
とはいえ、今に残る「バレンタイン」の名前が処刑されたとされるウァレンティヌスの名前から来ていることは確かであり、バレンタインデーが「恋人たちの日」だったのも間違いないはずだワン。

現代のバレンタイン

冒頭で「チョコレートを贈る文化は日本独特」と言いましたが、ヨーロッパやアメリカなどの地域では「男からとも女からとも限らず、恋人や親しい相手に贈り物をする日」と認識されており、チョコレートだけでなく花やケーキ、バレンタインカードと呼ばれるメッセージカードなどを贈る習慣があるそうです。
また、中国では日本とは逆に「男性から恋人や妻に対してバラの花束を贈る日」として定着しているんだワン。

そして肝心の日本はというと、冒頭の通り「女性から意中の男性にチョコレートを贈る日」というのが一般的なバレンタインデーのイメージになっています。
最近では女性が同性の友人に贈る「友チョコ」や、恋愛感情はないが親交のある男性に対して贈る「義理チョコ」、逆に男性から女性に贈られる「逆チョコ」などの派生も起きていますが、総じて「チョコレートを贈る」という部分は共通認識になっているワンね。
日本のバレンタインがそんな「チョコレートを贈る日」になった元々の理由ははっきり分かっておらず、「お菓子メーカーの陰謀」だの「デパート業界の作ったブーム」だのと言われていますが、主流な説としては「単に1970年代頃にチョコレートの人気が高まり贈呈品としても使われることが増え、夫婦の日として認知されつつあったバレンタインデーと偶然結びついた」というものが有力だワン。
ちなみに、バレンタインデーのお返しを贈る日とされる「ホワイトデー」も日本が発祥とされており、当初はマシュマロやキャンディーをお返しとして贈ることが推奨されていたそうだワンね。
さらに脱線すると、お隣の韓国では4月14日が「ブラックデー」と呼ばれていて、恋人のいない男女が黒い服を来て集まるというイベントが行われているのだとか。
……その集まりでカップルが成立することも、あったりするのかワンねぇ？

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時代や地域によってその内容が変化してきたバレンタインデーですが、共通して「恋人・夫婦の日」という一面があるようだワン。
気になる相手に告白したり、普段はきっかけがなくて中々言えない愛の言葉を恋人に伝えたり……そんなふうに一歩踏み出す理由として、バレンタインデーでは良い機会だワンね。
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ということで、本日のブログはここまで。
また次回の記事でお会いいたしましょう。
わんわんお！