ワン子と学ぶ「オナホールの歴史」


おはようございます、ワイルドワン子です。

皆さんが何気なく使っている「オナホール」ですが、いま「オナホール」と聞いて想像するような商品がこの世に現れたのは、意外と最近のことだということはご存じですか?
今でこそオナホールの代表的な存在となっているTENGAブランドが誕生したのも2005年、つまり18年前のこと。
それよりさらに時代を遡ると、現在主流のエラストマー製オナホールではなく、塩化ビニル製のオナホールが台頭している時代もありました。
今日はそんなオナホールの歴史について、ワン子と少しお勉強してみましょう。
さあ、お勉強の時間だワン!

エラストマー製オナホール

まずは現代。
現代のオナホールは、以前「ディルドの素材」について勉強した時にも名前が出た「TPE(サーモプラスチックエラストマー)」が主流な素材になっているワン。
TPEの特徴と言えば「ゴムのような弾力で加工がしやすい」とか「感触が人肌に近い」などオナホールに適した性質を持っている素材ですね。
2001年ごろには既にTPE製のオナホールが登場しているため、まさしく「2000年代の主流」と呼ぶに相応しい素材だと言えるワン。
同じTPE製でも配合の違いなどでハードタイプやソフトタイプなど多くのオナホールが作られていて、そのバリエーションはもはや数えきれないくらいだワン。
しかも、加工がしやすいという性質によって内部構造も凝った形が作れるようになり、同じ構造でも素材の柔らかさが違えば感じられる刺激は別物。これが現代に多種多様なオナホールが続々と生まれる理由だと言っても過言ではないワン。

塩化ビニル製オナホール

時代を遡って、1990年代以前。
この時代にオナホールの素材として使われていたのが、TPEと同じく「ディルドの素材」について勉強したときにも名前が挙がった「塩化ビニル」だワン。
塩化ビニルの特徴と言えば「ほどほどの柔らかさと肌触りの良さ」というものがありますが、TREと違って伸縮性にはそれほど優れません。
アダルトグッズ以外で塩化ビニルが使われているものとして「ソフビ人形」や「ビニールハウス」「ドレンホース」などが挙げられることを踏まえると、塩化ビニル製オナホールがエラストマー製オナホールと比べると「硬くて弾力がない」ものだったのが分かると思います。
現代では塩化ビニルに環境や人体への悪影響があるとされているため、新たに作られるオナホールはほぼエラストマー製になっているようだワンね。

ウレタン製オナホール

現在のオナホールと比べると、オナホールとしての仕様からして違うのがこのウレタン製オナホールだワン。
今で言うところの「オナカップ」と呼ばれる製品の一種であり、かたさのあるカップの中にウレタン製のスポンジを詰めて作られています。
TENGAの使い捨てカップ商品をはじめ、現代でもウレタンを使用したオナカップは少なくないですが、その多くはウレタンを弾力のために使用しており、直接男性器に触れる穴の内部にはゲル素材やエラストマーを使用しているのが一般的だワン。
しかし、昔のオナカップで使われていたウレタンはメイン素材。つまり「カップの中に詰めたウレタンスポンジの隙間に男性器を入れる」という使用方法だったそうだワンね。
2016年頃にはまだ同タイプのオナカップが販売されていましたが、当時のレビュー記事を見ても「ローションを大量に使ってどうにか痛みなく挿入できる」などの評価を読み取ることができます。
もちろん、TPE製オナホールのように細かい内部構造が作れるわけもなく、「まさしく『ジョークグッズ』だった」というのが当時を知る人のコメントだワン。

吾妻形

大きく時代は遡り、室町時代。
室町後期の俳諧集である『犬筑波集』の中に「吾妻形」という名前が登場しており、これがオナホールの起源となる道具だとされています。
江戸時代後期の随筆である『松屋筆記』などではより詳細な説明が見られ、刀の鞘を作る技術を流用して作ったカップの内部に、海外から輸入されたベルベット生地を張り付けて作られていたようだワン。
ベルベット生地を実際に触ってみればわかりますが、いくらローションを潤沢に使ったとしても、男性器に快感を与えられるような素材ではないので、これもまた当時の「ジョークグッズ」だったと考えられます。
そもそも「刀の鞘と同じ技術で作られた入れ物」や「輸入品のベルベット生地」が庶民の手に入るわけもないので、当時の富裕層が戯れに使ったものだという説もあるようだワン。
しかし、その造形は後のウレタン製オナホール、ひいてはTENGAなど現代でも人気のオナカップに通ずるものがあり、まさしく「オナホールの祖先」と言っていい代物だワンね。

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というわけで、今日はオナホールの歴史を軽く遡ってみました。
こうして見ると、ここ20年くらいでオナホールが急激に進化しているのが分かるワンね。
もしかすると近い将来、また新たな素材や製法が開発されて、未知の進化を遂げる可能性も……無きにしも非ずだワン。
今度オナホールを使うときは、室町時代には存在したとされるオナホールのご先祖様に少しだけ思いを馳せてみてほしいワンね。……「今から抜くってタイミングでそれは流石に萎えそう」? そっか……。
ワイルドワンはアダルトショップであると同時に、グッズメーカーでもあるワン。
「オナホールの歴史」の1ページを、これからも作っていきたいワンね……!
それでは、今日のブログはここまで。
皆さま、また次の記事でもお会いいたしましょう。
わんわんお!